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     ビートたけし 001

    1: casillas ★@\(^o^)/ 

    NHK「クロ現」のやらせ疑惑や、テレビ朝日「報ステ」の官邸批判問題などモヤモヤした感のあるテレビ界に、出演者からも一喝です。 
    お笑い界の巨匠・ビートたけしさんと、関西の視聴率女王・上沼恵美子さん。東西の大物2人が迷走するテレビ局にズバリ本音を浴びせました。 

    ◆「ひょうきん」時代と変わったこと 

     たけしさんは先月下旬、映画のPRで来阪した際、ABC「なるみ・岡村の過ぎるTV」(日曜午後11時15分)の収録に立ち寄り、約1時間45分にわたり爆笑トークを展開。 
    多くは演芸やお姉ちゃんの話でしたが、その中で「『オレたちひょうきん族』(昭和56~平成元年)の頃と今のテレビはどこが変わったか?」との視聴者の質問があり、たけしさんは次のように答えました。 

     「予算だよね。今は予算がなくて、(視聴者も)テレビ離れしている。 
    あの頃はスポンサーもいっぱいついて、ビデオもインターネットもなかったから、ドリフターズ(「8時だョ!全員集合」〈昭和44~60年〉)とかひょうきん族を帰って見ようというのがあった。 
    それに、コントの質も変わった。『お笑いウルトラクイズ』(昭和64~平成8年)なんて熱海の海へ行って、日本最大級のクレーンを2台用意して、バスをつり上げて『○×クイズ』。負けたらバスごと海に沈められて…」 

     当時、そうした大胆、かつバカバカしい番組に、僕らは腹を抱えて笑っていました。 

    ◆「自主規制」ばかりでキャストは意気消沈 

     さらにたけしさんのトークは続きます。 
     「失礼だけど、当時の俺は萩本欽一さんとドリフを引きずり降ろそうと思ってやってきた。 
    今は、若手が(オレたちを)引きずり降ろそうとしているんだろうけど、テレビ局の予算のなさと“アレ”でやりたいことができる状態でなくなった。おいらの時は、やりたいことやバカなことをやらせてくれた。 
    今は『この企画、今までのより面白い』と持ってっても、実現できないのはちょっとかわいそうな気がするね」 

     この中に出てくる“アレ”ですが、たけしさんは同時期に出た月刊誌「SAPIO」5月号(小学館)のインタビューではこう明言しています(同号の企画“誰がテレビを殺したのか”は秀逸です)。 

     《テレビの自主規制は年々ひどくなってる。政治的な内容どころか、下ネタやカツラネタまで、ありとあらゆる分野で「アレは言っちゃダメ」「これもダメ」って先回りして注意されちゃう》 

     《毎度毎度同じことの繰り返しの「笑点」が20%前後の高視聴率を取ってるっていうんじゃ、作るほうだってやる気をなくしてしまう》 

     番組では濁しましたが、テレビ局の過剰な「自主規制」が番組をつまらなくしているというのです。 

    ◆ あれ、感じ悪いなあ…どこかの公共放送に聞かせたい 

     上沼恵美子さんは、自身が司会を務める読売テレビ「上沼・高田のクギズケ!」(日曜午前11時40分)の先月26日放送分でのこと。 
    男性との交際が発覚した女優が評判を落としているのは、報道陣が本業ではなく、交際についての質問しかしないのが原因という話に対し、一気にまくし立てました-。 

     「新しいドラマの番宣で主役がバラエティーとか出ますやん。あれ、感じ悪いなあ。ドラマの話はするけど、それ以外はしない。 
    マネジャーや事務所に言われてるのかもしれんけど。私もバラエティーのMCを長年やらせてもらっていますが、答えへんのやったら出てくんなと思いますね。 
    それでいて、ドラマでいい人を演じたってアカン。イメージができてしまう。司会も気ィ弱いわ。 
    大物俳優が来たら『朝早くからすみません』『生だ。いつも見てる人だ』…おだてるな。そんな宣伝なら、普通のコマーシャルでいいですよ」 

     上沼さんの歯切れの良さは有名ですが、今回は踏み込みました。スタジオも僕も拍手喝采。どこかの公共放送に聞かせたい言葉でもあります。 

    ◆ 怖がらずにもっと物申して! 

     東西の大物が勢いとはいえ、そうしたことに相次いで言及するというのは、出演者全体に「テレビ局、おかしいぞ」という空気が相当充満していることに他なりません。多くは大事な“メシの種”だから黙っているだけです。 

     実は、たけしさんの収録では、ヤクザをはじめタブーとされる話題にも踏み込んでいました。 
    司会のなるみさん、ナイナイ岡村隆史さんが上手にいなしていましたが、その発言をオンエアで使うかどうかをたけしさんが試しているようにも見えました。 
     他の人たちもタレントならではの知恵を働かせ「規制」を逆手に取り、大物2人のように声を挙げてほしいものです。 

    http://www.sankei.com/west/news/150511/wst1505110001-n1.html


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